自分の人生とも言える存在

一人暮らしを始めて9ヶ月、もう一度その意義を考え始めました。

 

なぜ自分は一人暮らしを始めたのか、

自分の時間をつくりたかったから

 

でも、自分の自由な時間を作るということは、それまでに誰かといた時間を手放すということです。その誰かに、知らず知らずのうちに迷惑をかけてしまう可能性もあります。それなら、自由な時間を作るべきか否か、考え直す必要も出てくるかもしれません。

とにかく、私も自由な時間を作るために誰かとの時間を失ったのかもしれません。

下宿を始める場合、手放した時間は、家族との時間でしょう。

 

母は、私が小さな頃からずっとそばにいてくれました。

小学校の帰ってからの情景をすぐに思い浮かべます。

帰って、片付けをしてもらったり、忙しいのにご飯を毎日作ってもらったり、学校からの連絡や提出物を見てもらったり、おやつを準備してもらったり、、

とてつもない労力と時間、そして金銭を消費させてしまいました

 

今でも、たまに合えばご飯に連れていってもらい、実家に帰る旅に後はにゃおやつなどあらゆるものを提供してくれる

せっかく自分が日々体力を使いながら頑張って貯めたお金を、十分すぎるぐらい渡してくる

 

母の命を削らせて、自分が良い生活を送ろうとしている。実際に送っている。

そんな日々が、自分おことなのに悲しくなってきました。

 

そんな母を含めた家族もいつか命の終わりが来る。会えなくなる日が来るでしょう。

それまでに、たくさん会って話をして、笑って、生活の助けをしながら、また昔のように面倒を見てもらいながら甘える。

そんな生活もいいのかもしれません。

 

一人になって自由を得た。自分の時間は楽しいものです。

でもだからといって、それまでの生活が悪かったかというと、そんなはずは全くありません。

 

私は今、大きな葛藤の中にいます。

命に限りがあることがつらいと、今一度考えます。

 

死んでしまう前に、今を大切にしたいと思います。このようなことを考える度に、そう思うのですが、常に思い続けられないのもまた、残酷で涙が出そうです。

 

より良い明日を、母と過ごせますように。

 

2024/01/13